もし、あなたが映画に関する教育を受けていたり、映画業界の新人さんだったら、無数にある映画の定義が、なんなのかよく分からないかもしれません。多くの場合、商業映画は人気映画や主流映画みたいに、大衆の娯楽のニーズに応えることに焦点を合わせた映画となっています。

この定義が「商業映画とは何か」という、1つの例といえるでしょう。このような映画は世界中で製作されていて、ハリウッドを代表格に、次いでボリウッド(インド・ムンバイのインド映画産業全般につけられた俗称)のインド、中国、英国など、、、まだまだいろんな国がこれに続きます。映画娯楽産業が生まれたときから、その目的は人を楽しませることでした。ファンタジーの世界にエスケープを求め、大衆にとってのアヘンの役目(ちょっと過激な表現ですね笑)を果たすのです。

ご存知かと思いますが、主流の映画には莫大な投資が必要です。例えば、「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」の続編では4億ドルが製作費に注ぎ込まれました。

他の国と比べると最新のハリウッド映画は人気度と視聴者の数では群を抜いています。大ヒット作品のスパイダーマン、ミッション インポッシブル、ハリー ポッター、キャプテン アメリカ、ホビットなどがそのよい例です。中国の映画業界もトランスフォーマーなどのヒット作品ですごい勢いで伸びています。しかし膨大な人口を抱えるアジアではボリウッド映画が伸びてきており、たくさんの人々がインドの映画を観ています。

芸術映画はというと新しいアイディアを試してみたいと思っている監督が興行収入など気にしないで作る映画です。予算も少ないし、人気もイマイチというところです。イレイザーヘッドという映画、聞いたことがありますか? 多分ないでしょうね。その程度の認知度ですが、コアなファンがいるのも間違いありません。

小さな映画祭をフォローしたり観に行ったりすると芸術映画はすぐに特定できます。
レインダンス フィルム フェスティバル、カンヌ、トロント映画祭などです。
芸術映画はあんまり映画っぽくなく、続編が作られることはほとんどありません。

パラレル映画としても知られる芸術映画は、社会に影響を与えている現状や問題をたくさん描写します。そういう映画はニッチな部分に焦点を合わせます。芸術映画は経費を削減するために新人の俳優、脚本家、それにあんまり知られていない製作クルーを主に起用します。ほとんどの場合、損失を出すことはありません。商業映画と違い芸術映画は、製作にまつわるデータが、あまり世にでてこいない事がもうひとつのポイントです。

でも、このタイプの映画を軽蔑しないでください。芸術映画には深刻な内容、リアリズムがいっぱいで社会で起きている多くの問題を映し出しています。芸術映画は社会の基準に変革を起こさせるものに対する人々の考え方を変える力を秘めています。インド映画の「Udaan, Dor」 や「 Gangs of Wasseypur」では重要な問題に取り組みながらもドラマのタッチを持っていて観客を離しません。見る機会があったら是非見てください。

大きな問題は、社会が芸術映画を正しく評価しないことで、現実で起きている問題を置き去りにしてしまったのではないかということです。 それが私たちが支払う代価で、その問題に関して何ができるのでしょうか?

【参考】
http://mswainfo.blogspot.co.ke/2015/11/difference-between-parallel-film-and.html